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Journal

クライマークス社員のノウハウを、コラム、ケーススタディ、インタビューなどでご紹介

ケーススタディ

 

光岡自動車のWebブランディングを、2014年より手がける。同社のビジネスのシフトチェンジに合わせ、時代に即した表現でブランドを発信

社名
株式会社 光岡自動車
業種
自動車メーカーおよび中古車・輸入車ディーラー
サイトURL
https://www.mitsuoka-motor.com/
サイト公開日
2022年6月
プロジェクトメンバー
プロデューサー、プロジェクトマネージャー:荒井
ディレクター:鈴木胡、門平、松本夏(設計フェーズ途中まで)
アートディレクター:加藤
デザイナー:松本淑
システムディレクター:政田、中村

光岡自動車は、日本で10番目に誕生した完全受注生産の乗用車メーカー。『オロチ』『ロックスター』『バディ』といった、完全受注生産で、希少性が高い個性的なオリジナルカーを開発、販売しています。また、正規輸入車ディーラーとして、ラグジュアリーブランドカーも販売。アメリカ車を筆頭に、高品質なヨーロッパ車など高品質な中古車を全国で販売しています。
クライマークスは、2014年に最初のブランディングサイトリニューアルを手がけ、現在までお取り引きを続けています。

2014年、初回リニューアルについて

大手と一線を画す「自動車メーカーらしくない」ブランディング

最初のリニューアル時の光岡自動車からの要望は、「いわゆる自動車メーカーらしくはないブランディングをサイト上で行いたい」「大手メーカーとは一線を画した、手作りによる車の魅力を訴求したい」。これらを受け、クライマークスは同社ならではの魅力を訴求するサイトを提案・構築しました。例えば、デザインは、クラフトマンシップや職人の技を前面に押し出し、高級腕時計サイトのようなものに。サイト制作だけでなく、コンセプトムービーやイメージビジュアルの撮影も行いました。
2014年に公開されると、訴求したいイメージに合致したサイトとして、高い評価をいただきました。

光岡自動車

2016年、第2回リニューアルについて

ライフスタイルからクルマ選びができるサイトを構築

2016年、クライマークスは、同社の2回目のリニューアルを手がけました。
「クルマ自体の訴求ではなく、クルマを所有することで得られるワクワク感を訴求したい」との要望を受け、「ライフスタイルからクルマ選びができるサイト」を目指しました。
自動車紹介ページにおいてもライフスタイルにフォーカスし、同業他社と差別化。また、「オリジナルカー開発だけでなく、中古車販売やディーラー事業もあるからこそ光岡自動車」との話を受け、企業価値を知ってもらう「This is Mistuoka」のページも新設しました。
引き続き、コンセプトムービー、イメージビジュアルの撮影も実施。さらに、『デビルマンオロチ』『新型ヒミコ』『ロックスター』『バディ』等のプロモーション向けLPも制作しました。
このリニューアルでも、イメージに合致したサイトとして高い評価をいただきました。プロモーション向けLPは、同社の広報活動と連動することで、各種カー情報系メディアを中心に連日取り上げられるなど話題となりました。

第3回リニューアルについて

ビジネスのシフトチェンジに合わせたデザイン、機能を実現

2020年3月、クライマークスは同社3回目のサイトリニューアルの話をいただきます。背景、課題は次のようなものでした。

背景には、オリジナルカーブランドにおけるイメージ刷新

これまで、光岡自動車のメインユーザーは60〜80代。近年、この世代に免許返納等の認識が高まり、その子ども・孫世代の購入者層が、同社のメインユーザーになっていました。
また、4〜5年前まで紙媒体中心だった同社の広告出稿は、SNSやデジタル広告が増加。同社を目にする層が若返ったことが重なり、年齢層が広がりました。
このため、同社の商品展開はこれまでのクラシックカーを色濃く反映したものから、1980〜2000年代に文化的影響を受けた世代にマッチするものへ。さらに、女性をメインターゲットにしたコンパクトモデルも投入予定ということもあり、同社は、これまでの重厚、高級イメージより、「おしゃれで、上品で、手作りで温かみのある」ブランドにシフトしていきたいという意向を持っていました。

事業部間のつながりを見せるなど3つの要望が出される

こうした背景から、サイトリニューアルでは次のような要望が出されました。
①企業理解・訴求向上:3事業部それぞれの強みと、事業部間のつながりによる光岡自動車全体の強みをさらに訴求
②経年劣化・スマホ最適化:スマートフォンユーザーが8割以上を占めるため、スマホ閲覧に重点を置いたサイトに
③ユーザー体験改善・売上向上への寄与:実店舗だけでなく、サイト上でも顧客とコミュニケーションを取れるようにし、購買行動を促進
これに応えるため、クライマークスは2020年に提案、2021年6月に制作をスタートしました。ポイントは次の通りです。

POINT1 正しい認知の促進

光岡自動車とクライマークス双方のプロジェクトメンバーで、ワークショップを実施し、「現在の光岡自動車の企業価値とブランド価値」を明確化。それに基づき企業紹介ページ、サイト全体の設計を行いました。

POINT2 スマホファーストの設計

スマートフォンの使用性に重点を置いて設計。画像、動画などのビジュアルによる掲載比率を増やすことで、ユーザーの閲覧ストレス軽減を図りました。

POINT3 ターゲット変化に合わせたデザイン

ターゲットの広がりと、今後展開を強化する女性層を意識、高級自動車雑誌のような、上品で、前サイトよりも明るい印象のデザインに。手作り感は残しつつ、高級感も担保することで、性別、年齢ともに幅広いターゲットに訴求。

POINT4 顧客コミュニケーションの実現

オンライン商談などのコミュニケーションツールを導入し、サイト上でスタッフとのやり取り可能な機能を実装。カーセンサーAPIと連携させることで、同誌で登録した中古車情報がサイト側にも反映されるようになりました。

光岡自動車

イメージ刷新に成功、光岡自動車、クライマークス双方で企業理解も促進

公開したサイトに対して、光岡自動車からは「目指していた企業訴求の向上が図れた」「現在のブランドイメージに合致したサイトができた」など高い評価をいただきました。カーセンサーAPI連携におけるナレッジも蓄積され、中古車管理業務量の軽減にも貢献しています。
また、ワークショップを実施したことで、光岡自動車、クライマークス双方の企業理解がさらに促進。クライマークスは、女性メンバー中心の新しい視点での設計・デザイン発信にも成功しています。
この成果を受け、2023年以降に掲載する画像、動画制作もクライマークスが担当する予定です。

コーポレートサイト制作実績 光岡自動車

Web制作

大規模コーポレートサイトからサービスサイトやサテライトサイトまで、アートディレクションと情報アーキテクチャ設計を融合した、クリエイティブで訴求力の高いサイトを構築します。また、フロントエンドのみならずバックエンドのシステム構築、デジタルマーケティング支援までを総合的に提供しています。

コーポレートサイト制作

ターゲットユーザーすべてを見据え、競合他社を圧倒する企業・サービスのブランディング確立を目的としたコーポレートサイトを制作します。

レスポンシブWebデザイン

レスポンシブWebデザインにより、PCのみならず、スマートフォンやタブレットなどマルチデバイスに対応します。ノウハウ×実績×技術力でお客さまやサービス毎のメリット/デメリットを見極め、最適なWebサイトの提案を行います。

ブランディング

Webサイト制作・構築を通じて、さまざまな領域のブランディングを手掛けてきた実績を活かし、お客さまのブランディングを推進します。

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