お客様の声
Webサイトのおかげで、スタートアップからプロフェッショナルな会社になれた
Infinity Vector社は、モバイルゲームの開発・運営を行う企業。モバイル市場に今までなかった本格的レーシングシミュレーター「Assoluto Racing」は、累計2,500万ダウンロードを記録しています。また、フランス、アメリカ、モロッコ、オーストラリアなどからゲーム好きが集まった、ダイバーシティな企業でもあります。
今回、同社のコーポレートサイトリニューアルを手がけたクライマークスメンバーが、代表であるジュリアン・マイラットさんとプロデューサーのジョシュア・パインさんにお話を聞きました。
ちなみに、ジュリアンさんはクライマークスでデザイナー兼エンジニアとして働いてきたキャリアがあります。また、ジョシュアさんと同社立ち上げ時にクライマークスのオフィスにシェアオフィスをしていたこともあり、終始和やかに会話が進みました。
- Infinity Vector社
- https://www.infinityvector.com/jp/
- CEO:ジュリアン・マイラットさま
- プロデューサー:ジョシュア・パインさま
- クライマークス
- アートディレクター:加藤
- デシステムディレクター:中川
- テクニカルディレクター:齋藤(リモートにて参加)
目次
会社の立ち上げ当初は、クライマークスにシェアオフィス
加藤
もともとジュリアンは、クライマークスで、デザイナー兼エンジニアとしてWebサービスの開発をしてたんですよね。もう、13年くらい前か。で、その後、ゲーム会社に転職したわけだけど、あれは何年ぐらい前でしたっけ?
ジュリアン
恐らく、11年か12年前。そこに3年間ぐらいいて、「Assoluto Racing」のリリースのためにこのInfinity Vectorを立ち上げました。
加藤
で、その立ち上げのころ、クライマークスの前のオフィスで、シェアオフィスをしてましたね。
ジュリアン
もう、それは超ありがたかったですね。1年間、私とジョシュアはフリーランスとして、自宅で仕事をしていたんですけど、ずっと人と会えないからメンタル的にあまりよくなくて。そのときにタカさん(※クライマークス代表の齊藤)と会って話をしたら、タカさんが「ここでやればいいんじゃない?」みたいな。「え、本当ですか?」って。
加藤
そのときは英会話ランチ会をやったりとか楽しかった。
ジョシュア
私たち2人もとても楽しくて。別のオフィスに移動したときは、やっぱり自分のオフィスを持つのがすごい夢だったし、嬉しかったんですけど、悲しい気持ちは正直ありました。
ジュリアン
シェアオフィスしてたのは1年ぐらい?
加藤
そう。で、渋谷に前のオフィスを借りて。会社の売り上げがちょっとアップしたときに、やっぱり自分のオフィスでやりたいなって引っ越しました。
クライマークス 加藤(左)、Infinity Vector ジュリアンさま(右)
サイトをリニューアルしたのは、スタートアップが抱えるビジビリティ(可視性)の問題をクリアするため
加藤
コーポレートサイトをリニューアルしたのが、今から3年前ぐらいだけど、そもそもなんでWebサイトをリニューアルしようと思ったんですか?
ジュリアン
リニューアルをしたのは社員が8人ぐらいのときで、まずは採用が目的。この会社のことを誰も知らないし、ゲームの種類は一つしかないしで、採用をしたくてもできなかった。
どんなスタートアップでも、そういうビジビリティ(可視性)の問題があると思うんですよね。誰も知らない会社を、どういうふうに見つけてもらうか。それを解決しなきゃいけなかった。
あとは、他の会社とビジネスをやるときのトラスト(信頼)。うちの会社のことを調べようとしたら、まずWebサイトをチェックすると思うので、しっかりしたWebサイトを持ってるとインパクトが全然違う。今後、投資家を探すことなども考えて、リニューアルをした方がいいなと。
当時、私が2日か3日ぐらいで作ったWebサイトがあったんですけど、プロフェッショナルなWebサイトが必要となったときに、クライマークスとやりたいって当たり前に思いました。で、タカさんに電話して、「作りたいんですけど」って話ししたら、次の日に「じゃあ、やりましょうか」と返事をいただけた。そのときは、超ハッピーでしたね。
加藤
確か、ジュリアンから来たデザインのリクエストってそんなになかったと思う。すごいシンプルなサイトを作りたいみたいな感じで。
ジュリアン
参考にするために他のWebサイトを見たんですが、インスピレーションが沸かない。アニメーションがカッコいいサイトとかはあったけど、テンプレートを使ってるみたいな感じ。アイデンティティがみんな似てるっていうか、オリジナリティがあまりない。だから、どうしようかなって。ぼんやりしたイメージしかなかったんですよね。
加藤
だから2案作った。すごいシンプルなやつと、あともう一つ、現在のサイトのベースになるやつ。社内でもいろいろディスカッションして、やっぱゲーム会社なんだからシンプルっていうのはシンプルなんだけども、やっぱり、遊び心があった方がいいんじゃないかみたいになって。なので、メインビジュアルで線画とマスクしたイラストを組み合わせたアニメーションを取り入れたり、3Dのスマートフォンを回転させたり、そういうギミックを施した。
ジュリアンも、シンプルなんだけど、ちょっと遊び心があるみたいなところを目指してるのかなって。そこら辺の調整っていうのは結構考えながら作ったかなと思います。
クライマークスのすごいところは、ちゃんとしたコンセプトも考えられるところ
加藤
どうでしたか、デザイン案は?
ジュリアン
いや、もう本当にすごかった。
ジョシュア
やっぱり、最初に見たときの印象がかなり強くて。
ジュリアン
私も、最初に見たときに素晴らしいって思った。インパクトがすごい。
ただ、何よりクライマークスのすごいところは、ちゃんとしたコンセプトを考えられるところ。もともとそういうスキルをチームが持ってるって知ってたんですけど、今回、お客さん目線で改めて気づきました。
メインビジュアルで線画とイラストを組み合わせているのも深い意味がある。ゲームの画面やキャラクターイラストは結果で、その前のリサーチとかのプロセスをしっかり見せるっていう。
加藤
ゲーム開発の会社っていうのをわかってもらいたいから、ゲームに至るプロセスを見せたいというのがあって。だから、メインビジュアルでは線画でプロセスを見せて、Infinity Vectorのロゴの中にイラスト、つまり結果があるデザインにした。
あと、ジュリアンから、デザイン性はあっても見やすくて使いやすいサイトにしたいみたいな話もあって、そこのバランスは考えたかな。見た目のアニメーションとかは、きっちりオリジナリティを出しつつ、使いやすい、読みやすいサイトを目指した。何でもかんでも動くんじゃなくって、動くところはしっかり、だけど見やすいところは見やすくみたいな。
Infinity Vector ジョシュアさま
クライマークスのクリエイティブプロセスを邪魔しない方がいいと思った
加藤
できあがったサイトはどうでした?
ジュリアン
サイトをモーションで見たときには、インパクトがすごくて、びっくりした。思った以上に素晴らしいWebサイトが出来た。例えば、こういうところとか……(実際に画面を動かしながら)めちゃめちゃカッコいい。
加藤
テクニカルディレクターの齋藤くんと2人で、ここはこう動かそうみたいに考えながらやった。メインビジュアルと、スマートフォンがクルっと回るアニメーションだけは僕がJavaScriptで作った。齋藤くんはWordPressの開発をやりながら、スムーススクロールとか、背景色がスクロールに合わせて変わったりとか、パララックススクロールとか、そういうところを考えてくれた。いいコンビネーションでできたかなって。
齋藤
加藤さんはコーディングについて分かるから、エフェクト具合とか調整しやすかったですね。今回大変だったのは、英語と日本語と韓国語に、WordPressで対応しなきゃいけなかったところ。アニメーションやメッセージのところを分けたりとか難しかったですね。
ジュリアン
確かに大変そう。想像できますね、私ももとプログラマーだから分かる(笑)。
ジョシュア
想像以上のWebサイトが出来上がった。それは間違いないですね。私たちがしっかりしたアイディアを持ってない中でも、こちらの想像以上のものを作ってもらったと思います。
ジュリアン
そう、こちらが考えなくても、もうみんなスタッフがちゃんと情報を受け取って考えてやったのが、すごいありがたかった。多分、全てのWeb会社がそうではない気がするので、それは強いところじゃないかなって思います。
中川
でも、ジュリアンが、100%加藤さんとかクライマークスを信頼してくれたから、自由にすごいいろんなアイディアを出せて、いいものができたと思うんですよね。
ジュリアン
それは、クライマークスの強いところがクリエイティブプロセスなので、基本的には、それを邪魔しない方がいいと思って。大体こういう感じで作りたいからその後は任せますって。
加藤
フィードバックも、大事なところ以外はあまりなかった。すごく自由にやらせてもらえました。
ジョシュア
こちらこそ、Webサイトのリニューアルプロジェクトに関してはかなり楽でした。特に何か大きく問題となったところとかはなかった。柔軟に対応してもらったし、コロナ禍だったというのもあって、自宅からのやりとりもあったけれど、全然問題なくスケジュール通りにリリースできました。
ジュリアン
あと、ブログ機能もすごくいい。Webサイトを作った後に、私たちでコンテンツを追加できる。コンテンツをダイナミックに増やせて、スタティックなものだけじゃないのがいい。
クライマークス 中川(左)、クライマークス 齋藤(右)
スタートアップは、しっかりしたWebサイトを作った方がいい
加藤
公開した後の反応は、どうでしたか?
ジュリアン
すごくよかった。まず採用希望者が増えたし、「Contact」ページに届くメッセージにもすごい会社からのものがあったり。リリースして2週間ぐらいで全然違う感じ。ポジティブな影響がすごい。私もそこまでは期待していなかった。
ジョシュア
リニューアルしてから、会社の見え方がかなり変わりました。プロフェッショナルに見えてきた、みたいな。
社員を採用できたのも、このWebサイトのおかげだと思っています。やっぱり最初にWebサイトを見てくるので。リニューアル後のサイトは、会社のやり方も雰囲気も作ってるゲームも、入ってからの楽しさも、みんな分かる。見た人から「Webサイトを確認しました」ってポジティブな意見が出ます。
ビジネス上でも、結構、大きなツールになりましたね。
加藤
それは、すごくよかったです。
ジュリアン
スタートアップ企業には、お薦めしますね。しっかりしたWebサイトを作った方がいい、優先で作ってくださいって、もうリコメンドしかない。結局、外からの会社の見えるところなので。
クライマークスのおかげで、スタートアップだったInfinity Vectorが、ちゃんとした会社になりました!
ジョシュア
確かに間違いないです!
加藤
(笑)。いや、もう、ありがとうございます。そういうコメントを待ってました(笑)。
ぜひ、高いクオリティを維持し続けてほしい
加藤
今後、Webサイトこうしていきたいみたいなものが、あったりします?
ジュリアン
「Games」ページを、ブラッシュアップしたいと思ってます。ゲームタイトルがこれから増える予定で、ゲームのアイデンティティとか見せたいので、そのページについてはもうちょっとしっかりコンセプトから一緒に考えて開発したい。
ジョシュア
そうですね、確かに、ゲームごとのページとか、ゲームによって特化したページは作っていきたいと思ってます。あとはそうですね、有意義に少しずつ動きのある遊び心のある拡張はしていきたいですね。
加藤
ぜひぜひ。一緒にもっといいのを作っていきましょう。あと、クライマークスに、期待するところとか要望ってありますか?
ジュリアン
ぜひ、高いクオリティを維持し続けてほしい。お客さんがたくさん増えても、規模の大きなお客さんが増えても、しっかりコンセプトを考えて、高いクオリティのものをつくり続けてほしいな。
加藤
そこはもう、うちの会社としても大事なところだと思ってるので。もちろんコストとかいろいろあるけれど、その中でもできる限り最高のクオリティのものを作る。僕自身も、そこを最優先でやっていきたいと思っています。
ジュリアン
いや、それが一番。あとは、やっぱり楽しく仕事をやってほしい。それを続けてほしいな。うちも、そうなるために頑張る!
加藤
最後に、Infinity Vectorを今後こうしていきたいとかってあります?
ジュリアン
やっぱり、もうちょっと大きくしたい。いろいろな楽しいゲームをお客さんに提供していきたいから。なので、クオリティを上げて、これからもっと楽しいゲームをつくれるように頑張りたい。それがビジョンですね。
ジョシュア
よく若手に話してるのが、「若いころ、自分たちが影響されたゲームのようなゲームを作っていこう」。やっぱり印象に残る、このゲームがあったからこそ、自分もゲームを作りたくなっちゃう、そういうゲームは作っていきたいなと思っています。
加藤
本日は、どうも、ありがとうございました。
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