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Journal

クライマークス社員のノウハウを、コラム、ケーススタディ、インタビューなどでご紹介

@RefreshRoom

 

最近のデザイントレンド、「Mark a Climax」のこと……アートディレクターに聞いてみた(その3:後編)

参加者プロフィール

  • アートディレクター:加藤

    アートディレクター
    加藤

  • プロデューサー: 木村

    プロデューサー
    木村

クライマークスのリフレッシュルームで聞こえてくるような、「雑談以上、プロジェクト案件未満」の話。
クライマークスの取締役であり、「Responsive Web Design JP(https://responsive-jp.com/)」も主催するアートディレクターに、プロデューサー兼PMが話を聞く今回(ときどき、撮影の中村も参加)、その後編です。前編はこちら

ワークライフバランスを保つのは、プロジェクトの前提条件

木村

話戻りますけど、加藤さんは、お客さんのビジネス要件も、ユーザビリティーも、同業をあっと言わすものも、全部追い求めると。
いや、確かに楽しいですよね。でも、それ、しんどいっちゃしんどい話じゃないですか?

加藤

どうかなあ、それを楽しむかどうかじゃないかな。そこが醍醐味のような気がする。

木村

まあ、そうなんですけどね、それは間違いなく。ただ、どうですかね、最近の流れで言うと、例えばワークライフバランスもって言うと……。

加藤

それはある。僕も、Responsive Web Design JPとか始めたころとかは、デザインがすごく楽しくて、ブログとかも書いたりしてた。そのときは、効率化するために朝5時に起きればいいか、みたいな感じで。
ただ、それを続けたら疲れちゃったのね。その後、下の子も生まれて、もっと子どもと遊びたいなとかもあって「ライフ」を重視するようになった。
でも、そうしたら、やっぱり「ワーク」でできることが減ってきた。それは正直あるし、そこはジレンマかな。

木村

そこはジレンマなんですね。
まあ、自分で言っといてなんですけど、一方で、そこは好きでやってるって話もあって。「あとは、自分がどこまでやるかかな」って話が、最近、周りでもよく出てくるようになりました。

加藤

そういう意味で言うと、こだわれるところはとことんこだわるみたいな話でしかないのかもしれない。
自分の話で言うと、ちょっと冷たい言い方になるけど、もとからあんまり人に期待しすぎないっていうのがあって。もちろん期待以上のものが出てくればすごく嬉しいっていうのはあれど、初めからそこを期待しないスタンスなんだよね。
自分で何でもやりたい性格なのかな。やりたいようにやりたい、みたいな。
まあ、だからこそ、「自分と同じようにやれ」って押し付けたりもしないけど。

木村

「やりたいなら、勝手にやれ」っちゅう話ですね(笑)。

加藤

そうそう。僕は昔から、他の人にはワークライフバランスを保ってもらってた。それは、本当に前提だった。

木村

そっちの方が、結局効率がいい?

加藤

いや、効率とかいう話じゃなくて、もうそれは前提条件。さっき言ったユーザビリティとか、ビジネス要件とかと同じ。

木村

ライフワークバランスは、プロジェクトとして基本的に守るみたいな?

加藤

そうそう。

木村

それぞれの「Climax=最高峰」があればいい

木村

あと、「Mark a Climax」ってあるじゃないですか、うちのスローガン。これについてどう思ってますか?

加藤

会社のスローガンって思うと、ちょっと引いた目で見る人がいるのも当然かもしれない。
ただ、僕自身は、自分の中で最高のものを目指していこうというのが常にあって。それはさっき言ったような、あらゆる要求を全部取り入れて、パズルをして、もう一段階上のものを作るみたいなもの。で、それをやったときにすごい喜びを感じるみたいなのがあるから、それを目指していけばいいって、普通に思う。

木村

その「Climax=最高峰」を、どこに置くべきなんだろうとかも思ったり。
加藤さんの言うことのよさもわかりつつ、「エベレスト、登ろうぜ!」って会社が言うことで、力が湧く、もう一段飛べるっていうのもあったりするのかなって考えたりするんです。
今、うち、50人くらいメンバーがいますよね。50人いるからこそ目指せる山もあるんじゃないかって。単独でエベレストを登るのは無理でも、会社として「あれを登ろう!」ってなると、登れることもあるんじゃないかな、みたいな。

加藤

キムの言うこともわかるよ。ただ、どうなんだろうね。逆に、「最高峰はここ」みたいに決めちゃうと、それこそ会社のスローガンっぽくなっちゃって、みんな引いちゃうんじゃないかな。
それよりも、自分の中で「こういうサイトを作るのが自分の中でも最高、それがMark a Climax」みたいなのがそれぞれあれば、それはそれで納得できるスローガンなんじゃないかなって気がするんだけど。

木村

なるほど。

木村

Webを変えるのがいつもアメリカっていうのは……

木村

また、話変わりますけど(笑)、最近、個人的に韓国のサイトがいいなと思ってて。

加藤

いいサイトあるよね。台湾とかもそうだけど。

木村

海外だとこの国のデザインがいいとかあったりします?

加藤

一番見るのはやっぱりアメリカだよね。新しいのが出てくるのはそこ。Webの表現もそうだし、レスポンシブデザインみたいな手法も、全部アメリカじゃん?だから、トレンドを追うならそっちかなと。
もちろん、さっき出た韓国とか、実はロシアにもいいサイトがあったり、もちろんそういうのは満遍なくは見るけど。
で、海外とかのサイト見てると、日本のサイトに結構危機感を感じるね。

木村

ありますよね。「なんか、日本のサイト、あんま変わんないな」みたいな危機感。

加藤

そう。さっき「新しいのが出てくるのはアメリカ」って言ったけど、逆に言うと、日本のサイトっていつも後追いのイメージがある。ユーザビリティにしてもアクセシビリティにしても、確立されたものの模倣はよくやるんだけど、新たなものを作り出さない。

木村

確かに。もちろんすごいサイトもありますけど、中間層というか一般的なサイトが、変わってる気がしなくて。

加藤

そうそう。

木村

あと、作ってみたいサイトとかってあります?

加藤

具体的に、こういうサイトを作りたいっていうのはないね。例えば、WebGLをゴリゴリに使ったサイトってのは作ってみたいっていうのはあって、そういうのすごくウォッチはしてるんだけど。
ただ、やっぱりそこは、さっき言ったユーザビリティとかビジネス要件とかを満たしたものを作りたい。アートに寄りすぎたサイトってのは、目指してないかな。

木村

確かに、そこのせめぎ合いがありますよね。
結構、僕もトライすることがあって。Blenderで作った3Dモデルをスクロールに合わせて、紙芝居みたいに動かしてみたりとか。ただ、途中までやるんですけど、ビジネス要件と外れてきて、やめるっていう(笑)。なかなかビジネス要件と合わないっていうのはありますよね、コーポレートサイトは特に。

加藤

そうなんだよね。
作りたいサイトってことで言うと、Webに新たな可能性をもたらすというか、例えば僕はレスポンシブWebデザインを見たとき、「こんなこと、考える人がいるんだ!」みたいな衝撃を受けたんだけど、そのくらい世の中に影響を与えるようなものを作ってみたい。
Webって技術が常に進歩してるし、やれることもどんどん増える。でも、変えていくのがいつもアメリカってのはちょっと……。新しい時代を作っていくみたいなサイトを作っていきたいなって。そこまでいけたら最高だよね。

中村

——すんません、盛り上がってきたんですが、そろそろ時間が……

加藤

今日話して、キムとプロジェクトをやってみたいと思ったよ。

木村

いや、ホントですね。「これぞ、今年の代表作」みたいなやつを一緒に作れたら。

中村

それは、でも、会社としてやりたいっすよね。

加藤

やりたいやりたい。いろんなメンバーと一緒にね。

加藤&木村

Web制作

大規模コーポレートサイトからサービスサイトやサテライトサイトまで、アートディレクションと情報アーキテクチャ設計を融合した、クリエイティブで訴求力の高いサイトを構築します。また、フロントエンドのみならずバックエンドのシステム構築、デジタルマーケティング支援までを総合的に提供しています。

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Webマーケティングの視点で製品・サービスの訴求ポイントを抽出した上で可視化し、ブランド価値向上やCVにつなげる戦略的なサービスサイトを制作します。

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レスポンシブWebデザイン

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コンテンツ制作

さまざまな表現手法を駆使し、ターゲットに応じた効果的なコンテンツを実現。取材やワークショップなど通じて、0から企業や商品・サービスの魅力を抽出することも可能です。

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