@RefreshRoom
若手で、SNS、始めました(後編)
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ディレクター
草野ディレクター
鈴木ディレクター
秋山デザイナー
吉川デザイナー
松田デザイナー
本守クライマークスのリフレッシュルームで聞こえてくるような、「雑談以上、プロジェクト案件未満」の話。
2023年6月、入社間もない若手メンバーが中心となって立ち上げた、クライマークスSNSプロジェクト。メンバーたちにPR編集室※が話を聞く、今回は後編です(前編はこちら)。
※クライマークスの自社コンテンツを制作を手がけるチーム。この「@RefreshRoom」もこのチームが手がけています。お堅いので、とっつきやすいイメージにしたい
本守
AD、プロデューサーと話を聞いて、今度はタカさん(代表取締役の齊藤)に話を聞こうと。
草野
「今のサイトやコンテンツに全く縛られなくていい」「Webブランディング力を上げたい」「潜在顧客層のファンづくりをしたい」みたいな、タカさんが出してくれたお題を、私たちは捉えきれていないんじゃないか、やっぱり本人に聞かないと駄目じゃないかみたいになったんですよね。そう記憶してます。
秋山
で、話を聞くと、タカさんも「『うちの会社をこう見せたい』って凝り固まったものはない。それぞれの強みが集まったのがクライマークスだから」って感じでした。ただ、「今のクライマークスのイメージってちょっとお堅いので、少しとっつきやすいイメージにしたい」みたいなことも言われて。
なるほど、カジュアル発信っていうことは、潜在層獲得や新しいブランディングにもつながりますね。
草野
そうですね。で、「そうなるとやっぱりSNSだ」みたいな方向性ができ始めた。
ひとつの企業像を打ち出すというより、いろいろなクライマークスの姿を、SNSを通じて発信していこうみたいな感じ?
松田
そんな感じですね。私は最初、Webサイト内でコンテンツをつくるのかなって思ってたんですけど、タカさんの話とか、今のPR編集部で発信しているコンテンツの役割とかを詳しく知って、そこから今のコンテンツを何度も読み直したりして、私たちがやるべきはSNSだなって思いました。
Twitter、note、あとYouTube?
SNSとやるという方向性が決まった。それから?
秋山
アイデアをとにかく出し合おうみたいなフェーズになりました。
本守
SNSといっても、いろんな種類あるじゃないですか。コンテンツも千差万別だし。
鈴木
他社の事例を調べたり。YouTubeとかも案に入れたりして。あとは広告とか。
草野
当時の記録に、本守さんのアイデアとして「動画投稿」ってある。
本守
あー、言いましたね。いや、何をするとか具体的には何も考えてなくて、できるとしたらってことだと思います(笑)。
秋山
動画で誰が何やるんだろう?ちょっと見てみたい気も(笑)。
鈴木
(笑)。あと、サイト内につくるかまた別の媒体を使うかみたいなのも議論のポイントでしたね。
本守
そうそう。で、結局、どこに潜在顧客層が潜んでいるんだろうっていうところから考えていくと、やっぱりX(当時はTwitter)かな、みたいな感じになりました。やっぱりサイト内にコンテンツをつくっても、今まで来てくれる人と変わらないんじゃない、それだったらサイト外のSNSの方が別の層が来てくれたりそうだなと。
内容としては、他の会社のSNSを調べてみると、Web制作のノウハウ出してたりとか、どんな施策をやってるかとか、そういう情報を読ませる投稿が多くて。私自身、面白いって思いました。だから、会社でどんなことやってるのかとか、そういうことからクライマークスを認知してもらうとファンが増えるのかなって。会社の信頼性みたいなのも培えるような気がしました。「ここまで考えてくれる会社にお任せしたい」と思ってくれる人もいるのかなと。
あと、noteに流入させるためにTwitter(X)を使うみたいなのも結構あることもわかりました。なるほどね。だから、こういうコンセプト、内容になったと。6月のアタマに「SNS始めます」って皆さんが社内に発表した資料から抜粋すると……
コンセプトとしては、会社目線ではなく、個人目線のフランクな情報発信、会社の中身を見せる。具体的にはTwitter(X)とnoteを始める。で、Xでは社員インタビューやTipsを発信、イベント報告などを行う。noteではTwitterで発信したTipsのまとめやこれまで発表してきたコラムのまとめ記事を発信する……鈴木
そうですね。
社内発表でまずは一区切り
さて、社内発表してやっとスタート地点に立った感じですが、これまでプロジェクトを進めてきて一区切りがついた気持ちもあったのでは?
鈴木
そうですね、僕は社内に発表したときもそう感じたんですけど、その1週間前とかにメンバーの皆さんに「こういう提案をしようと思ってます」って話をして、資料を見せて。そのとき、いいんじゃない?って言ってもらえてすごく達成感を覚えました。
皆さん各々得意なところがあって、すごい意見を出してくれる中で、ちゃんとまとめきれてない中で進んでたのが僕的にしんどかった。だから、皆さんが納得できるところまでいけたのが大きかったですね。本守
きちんとした資料が上がってきましたよね、びっくりしちゃった。
草野
その資料に限らず、物事の分解の仕方が独特というか「そういうふうに考えるんだ」みたいな資料をつくってくるよね——あ、ポジティブな意味で言ってますよ(笑)。私、こういうふうな考え方はできないなって。最終資料も、図もうまく織り交ぜて鈴木くんらしくまとめてくれました。
松田
案がまとまったときは、私も達成感がありました。社内に発表する前の会議で、ゆうしさん(鈴木)が「フォロワー5000人目標!」と言ったあたりで、私、なんか感動しちゃって(笑)。目標がクリアになったなって。あと、みんなですごく悩んできたのもあったから。
今はどんな状況ですか?
鈴木
Xは随時更新しつつ、とりあえずクライマークスからどういう情報発信ができるのかを探っているところです。
僕は毎日会社に出社しているんで、その中で情報を探しています。まだまだ絞れてないところで、皆さんにも協力してもらっています。例えば、秋山さん、草野さんには、他の部署のメンバーにアンケートを取ってもらったり。カナさん(松田)と吉川さんには、figmaでかわいいボタンをつくってもらって発信、みたいな。noteのほうは、本守さんにやってもらって、それをXでも流すとか。
フォロワーは、正直、増えてません。数ではないところもあるんですけど、もうちょっと見てくれる人を増やしたいと思っています。本守
私は、ちょっと不安に思っています。ネタを考えたりとかっていうのは、今すぐ発信をするという目の前の状況に対処するために必要なんですけど、もともと考えていた潜在顧客にちゃんと届かせるというところがまだフワッとしてる。
今後は、それをもっと考えて発信できるよう、きちんと計画していきたいですね。初めてのプロジェクト立ち上げ、進行。いろいろなことに気づけた
入社年次が浅い人がほとんどで、実案件でもプロジェクトの立ち上げを経験した人が少ない状況で始めたものでしたが、実際、立ち上げて、進めてみてどうでした?
鈴木
話し合いを進めるときに、今までの案件だと進める先輩がいて、一緒に考えていくというやり方でした。このプロジェクトでは誰が進めるとかもないわけですよ。で、経験が浅いとは言えディレクターだし、話し合いが進められるようにした方がいいかな、自分がプロジェクトを進行する人をやってみようなんて思ったんです。自分で主体になってやっていくというのは、参加した目的でもあったので。
で、やってみたんですが、ある程度先を見た上で次回の会議を考えていかないと上手くいかないとか、いろいろ気づきがありましたね。秋山
私は、トライアンドエラーをしていくことの意味を学んだ気がします。
対お客さんだと失敗していいみたいなのは多分ないと思うんです。だけど、このプロジェクトは、社内プロジェクトだし、しかもSNSなので、まずはどんどんやってみて、その結果で次をどうすればいいか考える方が大事でした。
それでなくても性格的に失敗を恐れるタイプで、トライアンドエラーとかしないんです、ビビリなもんで(笑)。だから、今回、トライアンドエラーをしていく意味に気づけてよかったと思っています。吉川
そうそう、タカさんや中村さんから、「試行錯誤しながらプランニングしてもいいよ。あくまでも君たちが主体だから自由に発想していいんだよ」って何回も言ってもらえたしね。それで安心したとこはありました。
私たちがやることによって、クライマークスのブランディングに一つの方向性ができるかもしれない、もし間違っていてもキャラ変をすればいいって思えるようになりました。秋山
そう、「我々の解」でいいんだみたいなことになったんですよね。
松田
私が覚えているのは、プロジェクトを進めていて、「次は何すればいいのかを考えるタイム」みたいになったときのこと。
そのとき、各々がこれからの動きについてフェーズみたいなのを、Figmaのブレストボードだったりnoteだったり、いろんな方法でプロセスやゴールを定めていって。連想ゲーム風に図を描く人も、ペルソナを立てる人もいました。
勝手に新鮮味を感じてましたね。みんな違うアプローチで、でもきちんとゴールへ導いていくんだって。これまで私は、プロジェクト全体のスケジュールをつかむみたいなことをあまりやってこなかったので、すごく勉強になりました。吉川
私は、つくるものがあってそれに向けて考える仕事ってめっちゃ楽なんだなって自覚しました。
私の普段の仕事って、何かしらデザインや資料などのアウトプットがあってから、考えたり調査をすることが多い。だから、今回みたいにゼロからやるって本当に大変でした。プロデューサーとかディレクターって、こういう苦労をした上で要件定義書とかを出してくるんだ、進んだかと思えば後ろに下がってみたいなことを繰り返しながらやっていくんだなって。
どういうふうにして要件定義ってつくるのか疑問だったんですけど、すごくリアルに理解できました。自分が仕事上で見えていなかったものに気付けた。なんか今まですみませんでしたって感じです(笑)。松田
私がそうなんですけど、デザイナーって先にビジュアルが出ちゃう。逆にビジュアルが見えないって状態は苦しい。このプロジェクトでも、私は結構手法に行きがちだったんですけど、みんなに軌道修正してもらいました。それも学びでしたね。
草野
私も、ゼロから1にすることの難しさみたいなのは、プロジェクトの序盤でもそうだし、今、コンテンツづくりでもすごい感じています。
あと、プロジェクトに関わる人たち全員で共通認識みたいなのを持つことが、すごい大事だってわかりました。今、どこまでが決まっていて、これから何を決めていかなきゃいけないのかみたいなことを、プロジェクト内で考えや認識に違いがあったりする——そういうのに気づくことが結構あって。全員が同じ立ち位置で同じ認識に立つようにするって難しいなって思いました。これ、お客さん相手になったら、もっと難しいだろうなって思います。本守
私は、自分の得意と苦手がめちゃくちゃわかりました。得意は、実現できるかどうかはさておき、アイディアをガーって出すこと。だから楽しかったですね、アイデアが形になっていくのが見られたから。
逆に、アイデアを理由付けたりして実際に形にしていくのは苦手なんだなと思いました。結構、脱線したりしたので、その辺りは草野さんや秋山さんに修正してもらいました。進行とかは、ゆうしさんがしっかり動いてくれた。デザインで私が追いつかないところは、モモさん(吉川)やカナさん(松田)がやってくれたり。そういうのが、すごくありがたかったです。おお、すごい、皆さん、実案件でも役立つような気づきがいろいろあったみたい。まあ、まだまだ続いていくプロジェクトなので、少し時間がたったら、また話を聞くかもしれません。そのときは、またよろしく。今日は、どうもありがとうございました。
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