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Journal

クライマークス社員のノウハウを、コラム、ケーススタディ、インタビューなどでご紹介

お客様の声

 

介護スタッフさんがこの動画を見たら、「介護っていいな」って改めて思うんじゃないかな

医療事務・介護・保育という公共性の高い分野の事業を手がける株式会社ソラスト。このうち、介護事業は「地域トータルケア」を掲げ、700を超える事業所で地域密着の介護サービスを展開しています。
クライマークスは、同社の介護サービスサイトのリニューアルを担当。ブランディング施策の一環として動画も作成しました。今回、同プロジェクトのご担当者4名にお話を伺いました。

株式会社ソラスト様との集合写真

株式会社ソラスト
https://www.youtube.com/watch?v=qwyzYP5kArI&t=3s
介護事業本部 事業企画部
部長:藤根 洋平さま
三橋 敬子さま
森泉 智子さま
渡邉 愛さま
クライマークス
プロデューサー:塩田
ディレクター:草野
外部パートナー: G社
映像ディレクター:上原 源太

ブランディング施策の一環として動画を制作

藤根

そもそもクライマークスさんには、介護事業サイトのリニューアルをご相談させていただきました。
企業としてより多くのお客様にソラストをご利用いただきたいという想いがある中で、弊社は企業ブランディングに注力してこなかったところがあります。認知度やブランディングを向上させて、お客様の獲得を目指す中、対外的な企業イメージの発信やブランディングに貢献できるように既存のサイトをリニューアルしようということでした。

三橋

2021年のサイトリニューアルのコンペの段階から、クライマークスさんのご提案に動画は入っていましたよね。クライマークスさんは、すごく提案がしっかりされていて、3ヶ年計画ぐらいの感じ。その中に動画が盛り込まれていたので、サイトリニューアルをお願いしたときに、動画はもうやるものだと思っていました(笑)。

藤根

ご提案いただいたというのもあるのですが、個人的には、サイトの中に動画は入っていたほうが絶対いいと思っていました。物事を伝えるときに、ただ読むだけ聞くだけより、動画の方が訴求力がありますから。

塩田

そもそもサイトリニューアルでは、WebブランディングとWebマーケティング両方の基盤づくりを目指しましょうっていうところからのスタートだったと思います。
Webマーケティングは、記事を増やすとか広告を打つとか、何をやっていくのかすごく明確です。Webブランディングでは、そういったコンバージョンを狙う機能的なコンテンツだけではなくて、ソラストのファンになってもらうための、あるいは社員のみなさんのエンゲージメントを高める施策をやりましょうと。その中で、動画をご提案しました。

ソラストさま 三橋さま(左)、 藤根さま(右)

ソラストさま 藤根さま(左)、三橋さま(右)、

競合の動画を見て、自分たちならもっといいものができると思った

塩田

動画をご提案する際に、競合の介護サービスブランドの動画を調査したんです。芸能人を使ったマス広告みたいなものや、きれいごとを並べたようなものとか。正直、どれもそんなによくなかったんですね。で、これまで何度か一緒に動画を制作した上原監督が頭に浮かびました。監督と組んだら競合に勝てる、絶対にいいものができる自信がありました。
みなさんに、日東金属工業さんや大和ハウス総合研究所さんなど、上原監督と組んだ動画の実績をメールで何度も送りましたよね。「こういう動画をやりましょう!」って、それこそ刷り込ませていただいた(笑)。

三橋

サイトリニューアルのプロジェクトはずっと続いていて、合間合間に塩田さんから動画のお話がちょこちょこ入る。確かに刷り込まれていたのかも(笑)。
拝見した動画は、どれもすごくシックな印象でした。

森泉

私も拝見してどの動画もすごく素敵だったので、動画をやることになってよかったなって思いました。

藤根

ただ、拝見した動画はメーカーが多く業種が違う。介護っていう形のないサービスを映像にしたときに、どういう感じになるのかなとは思っていました。
あと、介護って女性が多いから、拝見した動画が割と男性っぽい表現が多かったので、そういうところもどうなるんだろうなとか。

渡邉

私もこれで介護ってどうなるのかなって、イメージは正直わかなかったです。どれも、映画館で映画を見ているような感じで。こんなにカッコいいものができたらすごいなとは思いながら。

Climarks 塩田

クライマークス 塩田

スタッフも利用者も、みんないい人だ。そのまま撮ろう

塩田

そんな中、撮影に入っていくのですが、撮影のテーマはリアリティの追求でした。わざとらしい演出はやめて、自然の表情を引き出そうと。

上原

そう決めて現場に行ってみたら、スタッフの方とか施設長さんとか、みんないい人ばかりで、そのまま撮った方がいいなと思いました。
さらに、実際撮り始めると、何か一緒だなみたいな。施設の利用者さんも介護スタッフの方も、みんないい顔、笑顔。利用者さんを撮るぞと思って撮っていて、今度はスタッフさんを撮ろうと切り替えたつもりなのに、だんだん分からなくなってくる(笑)。でも、これでいいんだなって。結局、笑顔いっぱい撮ってるじゃないかって。
スタッフの方の笑顔ということだと、もしかしたら「私やってあげてます」みたいな感じな笑顔になってしまう可能性もあった。それは一番イヤな笑顔なので、それだったら、むしろ真剣な顔して利用者さんに接していてほしい。でも。そういう人はいなかったですね。
だから、今回の場合は人がすべてだった感じです。

草野

私は、プロジェクトマネージャーとして動画制作全体の進行やスケジュールを管理するのが主な役割でした。現場ではアシスタントに徹して、現場のみなさんがスムーズに動けるよう環境を整えたり、タイムキーパーをしたりが仕事でした。
上原監督が撮る笑顔に加えて、サブのカメラでは、スタッフさんが利用者さんに細かい気持遣いをしているところとか、プロとしてのリアルな表情や動きも押さえていました。そういう表情や仕草が現れるのを待って、寒い中、1時間以上カメラを長回ししたり。リアルを追求する分、待機することが多かったですね。

三橋

現場に同行したのですが、本当にリアルを撮るんだなって思いましたね。「こういうシーンにするのでこんな風にしてください」とか、お芝居といわないまでも、演出みたいなものがあるのかなって思ってたんですね。でも、そういうのが一切なくて。
基本的には、本当にその表情や動きとかが出るまでずっと待つ。何回も撮り直して導き出す。こだわりがすごいって思いました。

森泉

私も撮影に立ち会いましたが、すごく寒いときの送り迎えのシーンが印象的。ご利用者様の、すごい笑顔ではないんですけど、「帰ります」って言ったときの独特のいい表情を捉えていて。ドラマチックじゃないですけど、まさにリアリティがあるって感じました。
あと、タイトなスケジュールもあったんですけど、最後まで粘って撮影してくださってプロ意識を強く感じました。

草野

行った先で、シチュエーションを変えざるを得ないとかもありましたね。

渡邉

そう、介護現場っていう特性上、当日になってみないとスケジュールになるのかわからないというのがあって。事前にしっかりっていうのは難しかった。でも、現場で急な変更があったときでも、臨機応変にフットワーク軽く撮影してくださったし、現場の方とも密にコミュニケーションを取っていただきました。

クライマークス 草野、 G社 上原監督

クライマークス 草野、 G社 上原監督

試写で、現場の雰囲気を改めて思い出した

塩田

試写のときは、どんな感想を持ちましたか?私は、みなさんの表情を見ていたのですが、全員、見事に没入されていた印象でした。

三橋

私が同行していたシーンは大体見ていたはずなんですけど、「あれ、これどこのシーンだろう?こんなシーン撮ってたんだ」って驚いたところがたくさんありました。ずっとそばで見てたはずなのに、そこから切り出された映像が本当に素敵で。結構、ジーンときちゃいました。

森泉

最初に見たときは、本当に見入ってしまって、一瞬で過ぎてしまった感じです。
その後で感じたのは、同行した現場の雰囲気を動画でまた改めて思い出したってことです。行かないとわからない、人と人との暖かさみたいなものだったりとか、介護の日常みたいなものが本当に思い出された。
だからそれを、動画を見る人にも本当にリアルに伝わるんじゃないかなって思いましたね。

渡邉

どういう動画になるのか全然想像できなかったんですね、最初のカッコいい動画の刷り込みが結構激しくて(笑)。どうなるのかなって思って見たのですが、こんなにスタッフさんや利用者さんの笑ってる映像なんだって。私も気づかなかった表情もあって、人の表情っていろいろあるって気づかされました。介護スタッフさんが見たら、「介護っていいな」って改めて思うんじゃないかなって思いました。

藤根

動画ってある程度「作成する」ものだって思ってたんですけど、思った以上にナチュラルでしたね。スタッフさんの活き活きと、かつ、やりがいを感じながら働いてるのが伝わってきた。利用者さんのために何かやることで、喜びを感じてるのが伝わってくるものだったと思います。
あと、ソラストというより、介護っていいなみたいな動画がもっとあってもいいと思いました。あんまりないんですよね、医療業界はテレビドラマもあったりしますが。ソラストがどうこうじゃないんですけど、介護事業を伝えていくことって、もっとできないのかなって、この動画を見て思いました。

三橋

社内に完成したと広報した後で、採用の部署から使わせてほしいといわれました。確かに、求職者がどんな会社かを調べるとき、つくられたものを見ても仕方ない。どんな人が働いてるのかを伝えるのにいいと思いました。

藤根

企業イメージは、結局、絵解きじゃない。ストーリーがあって初めて記憶に残るんであって、会社の説明したって別に記憶残りません。そういう意味では、いいものができたと思っています。

ソラストさま

これからも、近いところから、マーケティング、ブランディングのご提案をいただければ

塩田

ありがとうございます。最後に、今後、我々に期待することをお聞きできればと思います。

藤根

せっかくつくったので、もうちょっと伝えていく術を考えていかなきゃいけないのかなって思います。
ソラストの介護も、放っておけばお客さんが来てくれるわけじゃなくて、認知度なり企業イメージなりがあって選ばれる。選ばれる施設にならないといけないから、ちゃんと知ってもらう。それをやれば、自然とお客さんも来てもらって、会社としていい方向に行くんじゃないかなって思います。
その辺を含めて、クライマークスさんには、Web、マーケまわりでこれからもアドバイスをいただければ。引き続きご支援をいただければと思います。

三橋

クライマークスさんとは、2021年の夏からのお付き合いですよね。その間、ほぼずっと取引させていただいたので、別の会社ではありながら、かなりソラストを理解いただいていると思っています。これからも近いところから、いかにマーケティング、ブランディングをしていくべきかをご提案いただければと思います。

森泉

サイトも、コンセプトとかブランディングの方向性とか、一緒にディスカッションしながら、つくり上げてきました。今回の動画作成も、大きなブランディングの中の一つのご提案だと思います。これを拡大したり、活用していくところでも、アドバイスいただければと思います。

渡邉

動画の使い道などでも、今まで私たちが気づかなかったようなことがあると思っています。そういうことを、いろいろな視点で教えていただければと思います。
——本日は、ありがとうございました。

ソラスト様 | コーポレートムービー

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