コーポレートサイトでおすすめの制作会社選びと効果的なデザイン・構成要素
コーポレートサイトで自社の特徴を強く印象付けるためには、Webデザインと構成要素に工夫をこらしながら制作することが大切です。本記事ではコーポレートサイト制作を依頼する業者選びのポイントについて、また、効果的なWebデザインや構成要素について解説します。コーポレートサイト制作を考えているWeb担当者はぜひ、本記事の内容を参考にしてください。
コーポレートサイト制作について
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目次
1.コーポレートサイト制作時に整理しておきたい基礎知識
まず、コーポレートサイトの定義やホームページとの違い、コーポレートサイトを制作するメリットなど、コーポレートサイト制作にあたって押さえておくべき基礎知識について解説します。
1-1.コーポレートサイトの定義
コーポレートサイトの主な目的は自社の重要情報を示すことです。自社に関心を寄せるユーザーに向けて企業の情報や特徴などを掲載したものがコーポレートサイトであり、コーポレートウェブサイトとも呼ばれます。コーポレートサイトに掲載する主な構成要素は、「経営理念」「事業内容」「IR情報」「プレスリリース」「採用情報」などです。コーポレートサイトと商品紹介などのサービスサイトを統合して一緒に運営する場合もあります。
1-2.コーポレートサイトとホームページとの違い
コーポレートサイトとは企業に関する情報を掲載するウェブページが集まったものを指します。つまり、掲載されるコンテンツは企業の特徴を伝えるものに限定されるのです。
一方、ホームページとは一般的に、ユーザーが最初にアクセスするウェブサイトのトップページで、個人や企業のウェブサイトにおいて案内板のような情報を掲載したページを意味します。あるいは、単にWebサイトそのものを指す場合もあります。
いずれにしても、ホームページはWebサイトやトップページを指す際に広く使われる用語なのに対して、コーポレートページは企業情報を伝えるのに特化したWebサイトとして使われるという点が違いです。
なお、企業のウェブサイトにはコーポレートサイトの他、サービスサイトやECサイト、オウンドメディアなどがあります。
1-3.コーポレートサイトを制作するメリット
コーポレートサイトを制作し公開することによって、自社に興味を持つ人に向けて効率的に情報を提供できます。
例えば、自社を知って関心を持ってくれた人がインターネット検索した時、コーポレートサイトを見てもらうことによって自社の存在を証明し、信頼度を上げることが可能です。また、自社ブランドを印象付けることもできます。それによって新たなビジネスパートナーや人材獲得、顧客獲得のチャンスが増えることが、コーポレートサイトを制作・公開する大きなメリットです。
2.コーポレートサイト制作時に必ず含めるべき9つの構成要素
コーポレートサイトには必ず含めるべき要素と必要に応じて含めることによって成果を期待できる要素があります。コーポレートサイトで最低限おさえるべき要素は次の通りです。
- 会社概要
- 事業内容
- 製品・サービス情報
- 実績や事例・採用情報
- お知らせ
- よくある質問
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
それぞれの要素について以下で解説します。
2-1.会社概要
会社概要とは、会社名、代表者名、所在地、事業内容、設立年月日、資本金などです。常に正確な情報を掲載することによって信頼性が高まるため、なんらかの変更が生じた場合は、すぐに更新する必要があります。ただし、情報を羅列するだけではユーザーの印象に残りにくいでしょう。表や箇条書きを使用して情報を整理するなど、ユーザーが内容を把握しやすい表示を工夫することも大切です。
2-2.事業内容
事業内容の項目では、自社が実施する事業内容や取り組み、提供する製品やサービスの概要を具体的に紹介します。自社がどのような特徴や強みを持っているかに重点を置き、競合他社との差別化を図りましょう。コーポレートサイトを訪れたユーザーに取引や購入を検討させるような工夫が必要です。
2-3.製品・サービス情報
製品・サービス情報には、自社が提供する製品・サービスに関する情報を掲載します。メーカーなどは、事業内容とは別に製品の詳細情報をコーポレートサイトに掲載する場合が多いでしょう。
ただし、製品・サービス情報のボリュームが大きすぎるとユーザーが求める情報が見つけにくくなります。コーポレートサイトでは必要最低限の内容に留め、より詳しい情報はサービスサイトを別に設けるほうが得策です。
2-4.実績や事例
製品・サービス情報を掲載するだけでなく、具体的な実績やケーススタディとなるような事例、ユーザーの声などバリエーションに富んだ情報を提供することによって、信頼感や納得感に繋がり、ユーザーの関心をさらに引き付けることが可能です。
2-5.採用情報
求人メディアには限られた情報しか掲載できないため、より詳しい情報を提供する場としてコーポレートサイトが有効です。募集要項だけでなく、自社の採用理念や求める人物像、応募者へのメッセージなども盛り込むとよいでしょう。
ただし、採用情報をコーポレートサイトに盛り込み過ぎることで他の要素とのバランスを欠くような場合はボリュームを控えめにし、別に設ける採用サイトに誘導するほうがよいケースもあります。
2-6.お知らせ・ニュース
企業の最新情報をユーザーに示すことによって、情報発信に積極的な姿勢を伝えることができ、信頼獲得につながります。「最新情報」「ニュース」「トピック」といったタイトルの使用が一般的です。この項目には、新製品情報や新サービスに関する情報、活動報告などを掲載します。
2-7.よくある質問・回答
コーポレートサイトでは情報を簡潔に表示し、自社の特徴を把握しやすくすることが大事です。しかし、それだけでは具体的な内容や細かい内容が伝わりにくい場合もあります。
ユーザーから頻繁に問い合わせを受ける内容や概要だけでは伝わりにくい重要な内容については、「よくある質問」として別ページにまとめて掲載しましょう。そうすることでユーザーの利便性が高まり、自社への高評価につながります。また、電話やメールでの問い合わせを減らすことによって、対応する社員のリソースを節約することも可能です。
2-8.お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームは自社に関心を持ったユーザーが手軽に連絡できる手段として必須の項目です。お問い合わせフォームがあれば、ユーザーは営業時間を待って電話をかけたりメールを送ったりする労力を使うことなく、いつでも気軽に問い合わせることができます。サービス毎やユーザーの目的毎にそれぞれのフォームを用意し、担当部署毎に直接問い合わせできると、ユーザーの利便性とともに、対応業務の効率化にも繋がります。
2-9.プライバシーポリシー
プライバシーポリシーとは個人情報の取り扱いに関する方針であり、ウェブサイトには必ず掲載しなければならない項目です。ユーザーがお問い合わせフォームや資料ダウンロードなどをする際には氏名・メールアドレス・会社名といった個人情報を入力するため、その個人情報の利用目的や開示請求先を明記する必要があります。
3.コーポレートサイトに盛り込むと効果的な4つの構成要素例
コーポレートサイトは必要最低限の掲載要素が共通しているため、どこも似たような印象になりがちです。ただし、必要に応じて自社独自の要素をうまく取り入れていくことによって、ユーザーに強い印象を残せます。例えば、以下のような要素をコーポレートサイトに入れてみましょう。
- 代表者からのメッセージ
- 社員・スタッフ紹介
- 記事コンテンツ
- メディア掲載実績
以下で順番に紹介します。
3-1.代表者からのメッセージ
自社の社長など代表者の顔写真入りのメッセージを掲載すると、自社への好印象をユーザーに与えることができます。代表者の顔が見えることによって透明性が増し、信頼感が高まるのです。この要素では代表者の掲げる理想やビジョン、ポリシーなどを掲載してみるとよいでしょう。それを発信することで、企業が目指すものや掲げるビジョンなどをリアルに伝えられます。
3-2.社員・スタッフ紹介
社員紹介によって、ふだん外から見えない社内の空気感を伝えることができます。社内の雰囲気は求人応募者が特に強い関心を抱く項目です。取り上げる社員の仕事内容や仕事風景にくわえて、人柄を感じさせるオフショットなどを使いながら自社に興味を持ってもらえるような表現をとると、ユーザーに親近感を持ってもらいやすいでしょう。
3-3.記事コンテンツ
社内の活動報告やユーザーに役立つ情報コンテンツ、スタッフブログなども掲載すると、楽しみながら自社についての情報を得てもらえる可能性があります。継続的に役に立つ情報を提供すると、自社に親近感を持ってもらう効果も期待できるかもしれません。
3-4.メディア掲載実績
テレビや新聞・雑誌、インターネットニュースなどに自社が取り上げられた場合は、ぜひ、コーポレートサイト上でもアピールしましょう。ユーザーがいつも接している媒体に登場したことによって、ユーザーは自社への親近感を感じやすくなります。ただし、新聞・雑誌の紙面をコーポレートサイトに掲載する場合、配信元に二次使用許可を得なければならないため、注意してください。
4.コーポレートサイト制作会社のおすすめの選び方
Webサイト制作会社にもそれぞれの得意分野や対応範囲があるため、自社の目的に合った制作会社を選んでコーポレートサイト制作を依頼するのが成果を生むコツです。以下のポイントを満たすコーポレートサイト制作会社を選びましょう。
- 自社と同業界のコーポレートサイト制作実績があるか
- 担当者とのコミュニケーションが円滑にとれるか
- 自社が求める水準のコーポレートサイトを実現できるか
- 戦略策定などのコンサルにも対応しているか
- リリース後の運用サポートはあるか
5.まとめ
成果につながるコーポレートサイトには必ず掲載すべき構成要素があります。ただし、どの企業も同様の項目を掲載するため、代表者メッセージや社員紹介など自社独自の要素も盛り込むと差別化を図れます。また、自社に合ったWebデザインを工夫することによってユーザーに与える印象が大きく変わる点に注意しましょう。
制作会社を選ぶ際は実績や「担当者とのコミュニケーションを円滑にとれるか」など、本記事で紹介したポイントを満たすかどうかをチェックしてください。
コーポレートサイト制作
ターゲットユーザーすべてを見据え、競合他社を圧倒する企業・サービスのブランディング確立を目的としたコーポレートサイトを制作します。
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